冷凍しておいたお肉を解凍したら、「端だけ火が通ってしまった」「真ん中はまだカチカチ……」ということはありませんか?
毎日の料理で冷凍食材をよく使うなら、オーブンレンジの解凍性能は意外と大切です。
高機能オーブンレンジの中でも人気なのが、ヘルシオ「AX-RS1D」とビストロ「NE-BS9E」。
どちらも30Lの大容量タイプで、解凍だけでなく、あたためや自動調理、オーブン・グリル調理まで幅広く使えるモデルです。
ただし、解凍の仕組みや冷凍食材へのアプローチには違いがあります。
先に大まかな結論をまとめると、
- スチームを使った解凍や、冷凍・冷蔵・常温の食材をまとめて調理したいならAX-RS1D
- 肉や魚をムラを抑えて解凍し、グリル料理や普段の調理も手軽に済ませたいならNE-BS9E
が選びやすいでしょう。
どちらも便利なモデルなので、「解凍性能だけで絶対にこちら」と決めるよりも、普段どのような冷凍食材を使うのか、どんな料理を作りたいのかまで考えて選ぶのがおすすめです。
この記事では、AX-RS1DとNE-BS9Eの解凍性能を中心に、冷凍ご飯や肉・魚、冷凍食品の使いやすさ、自動調理、お手入れ、サイズなどもわかりやすく比較していきます。
AX-RS1DとNE-BS9Eの違いを比較

まずは、2機種の主な違いをまとめて見てみましょう。
| 比較項目 | ヘルシオ AX-RS1D | ビストロ NE-BS9E |
|---|---|---|
| 庫内容量 | 30L | 30L |
| 解凍 | スチーム解凍 | 芯までほぐせる解凍 |
| 解凍の使い分け | 全解凍・サックリ解凍 | 全解凍・半解凍 |
| 主なセンサー | 64眼赤外線ムーブセンサー、絶対湿度センサーなど | 高精細・64眼スピードセンサー |
| 冷凍食材の調理 | まかせて調理 | おまかせグリル |
| オーブン | 2段調理・最高300℃ | 2段調理・最高300℃ |
| 容量 | 30L | 30L |
| 得意な使い方 | 過熱水蒸気を活かしたおまかせ調理 | レンジ・グリルを活かした時短調理 |
どちらも30Lの上位クラスで、解凍やあたためだけでなく、本格的なオーブン料理までこなせます。
大きな違いは、食材への熱の伝え方と、自動調理の考え方です。
AX-RS1Dはヘルシオならではの過熱水蒸気を活用し、冷凍・冷蔵・常温の食材が混ざっていても調理できる「まかせて調理」が特徴。
NE-BS9Eは高精細・64眼スピードセンサーとグリル機能が特徴で、解凍から毎日のあたため、焼き料理まで使いやすくまとめられています。
AX-RS1Dがおすすめなのはこんな人
AX-RS1Dは、次のような人に向いています。
- 肉や魚をまとめ買いして冷凍することが多い
- 冷凍食材を解凍せず、そのまま料理に使いたい
- 冷凍・冷蔵・常温の食材を一緒に調理したい
- 過熱水蒸気を使った調理に魅力を感じる
- 料理の火加減をできるだけ家電に任せたい
特に「冷凍食材を使うけれど、解凍する時間すら惜しい」という人には、まかせて調理が便利です。
NE-BS9Eがおすすめなのはこんな人
NE-BS9Eは、次のような人に向いています。
- 冷凍した肉や魚を料理に使うことが多い
- 解凍ムラをできるだけ抑えたい
- 普段のレンジあたためも重視したい
- グリル料理を手軽に作りたい
- メイン料理とスープなど、夕食作りを効率よく進めたい
「高機能なオーブンレンジが欲しいけれど、毎日のレンジやグリルとしても使いやすいものがいい」という人と相性のよいモデルです。
解凍性能の違い|AX-RS1DとNE-BS9Eはどっちが上手?

ここからは、この記事で一番気になる解凍性能を詳しく比べていきます。
結論からいうと、どちらも高性能ですが、解凍方法に違いがあります。
AX-RS1Dはスチームを使って食材全体をほどよく解凍するタイプ。
NE-BS9Eは「芯までほぐせる解凍」を採用し、サイクロンウェーブ加熱とセンサーで解凍状態を見ながら仕上げます。
単純に優劣をつけるというよりも、普段の使い方に合った方式を選ぶのがおすすめです。
AX-RS1Dはスチームを使って解凍
AX-RS1Dには「スチーム解凍」が搭載されています。
スチームの水分で食品の表面を覆いながら、全体をほどよく解凍する仕組みです。
解凍方法は、
- 全解凍
- サックリ解凍
の2種類。
「全解凍」は、肉や魚をそのまま調理しやすい状態まで解凍したいときに使います。
一方の「サックリ解凍」は、包丁で切れる程度まで解凍する機能です。
たとえば大きめの肉を冷凍していて、「今日は半分だけ使いたい」という場合には、完全にやわらかくする必要はありません。
サックリ切れる程度まで解凍して必要な量を取り分けたいときに便利です。
NE-BS9Eは「芯までほぐせる解凍」を搭載
NE-BS9Eの特徴は「芯までほぐせる解凍」です。
サイクロンウェーブ加熱によってマイクロ波をらせん状に放射し、食品の中心部分からおだやかに解凍します。
さらに、高精細・64眼スピードセンサーが食品を見分けながら、自動で解凍をコントロールします。
冷凍したひき肉などは、表面だけやわらかいのに中心がカチカチだと、ほぐすのが大変ですよね。
そのような解凍ムラを抑え、下ごしらえしやすい状態を目指した機能です。
こちらも、
- 全解凍
- 半解凍
を選べます。
すぐ料理に使うときと、少しかための状態で切り分けたいときで使い分けられます。
全解凍とサックリ解凍・半解凍の違い
名前が違うので少しややこしく見えますが、考え方はそれほど難しくありません。
すぐに調理するなら「全解凍」。
包丁で切り分けたり、必要な量だけ取り分けたりしたいなら、AX-RS1Dの「サックリ解凍」やNE-BS9Eの「半解凍」が便利です。
冷凍したお肉を一度に全部使わない家庭なら、この使い分けができるだけでも日々の料理がラクになります。
解凍を支えるセンサー性能を比較
AX-RS1Dには、食品の表面温度を細かく確認する「64眼赤外線ムーブセンサー」が搭載されています。
重量を自分で入力しなくても、食品の状態を確認しながら自動解凍できるのがポイントです。
NE-BS9Eには「高精細・64眼スピードセンサー」が搭載されています。
食品の温度を広い範囲で確認し、解凍やあたためをコントロールします。
ただし、「64眼だからどちらも同じ」というわけではありません。
センサーだけでなく、スチームやマイクロ波など、それぞれ異なる加熱技術と組み合わせて解凍しているためです。
難しい仕組みまで覚える必要はなく、
- AX-RS1Dは「スチームを活かした解凍」
- NE-BS9Eは「マイクロ波と高精細センサーを活かした解凍」
と考えるとわかりやすいでしょう。
解凍性能だけで選ぶならどっち?
解凍だけを重視するなら、どちらも候補になります。
肉や魚を包丁で扱いやすい状態にしたい場合は、どちらにも全解凍とは別の解凍モードがあります。
そのため、解凍機能そのものだけで大きな差をつけるより、
「そのあと、どんな料理をすることが多いか」
まで考えて選ぶのがおすすめです。
冷凍した食材を解凍してフライパンなどで調理することが多いなら、NE-BS9Eの「芯までほぐせる解凍」は魅力的。
一方で、冷凍した食材をオーブンレンジに入れて、そのまま調理まで任せたいなら、AX-RS1Dの強みがより活きてきます。
肉・ひき肉の解凍はどっちが便利?

肉をまとめ買いして冷凍している家庭では、解凍機能を使う機会も多くなります。
特にひき肉や薄切り肉は、解凍しすぎると部分的に火が通ってしまったり、水分が出て扱いにくくなったりすることがあります。
薄切り肉やひき肉をすぐ調理したい場合
そのまま炒め物やハンバーグなどに使いたい場合は、両機種とも全解凍を使うのが基本です。
AX-RS1Dはスチームで食品表面を覆いながら解凍。
NE-BS9Eは「芯までほぐせる解凍」で中心部分からおだやかに解凍していきます。
特に冷凍ひき肉をほぐして料理に使う機会が多いなら、NE-BS9Eは注目したい機種です。
必要な分だけ切り分けたい場合
お肉を大きなかたまりで冷凍している場合は、完全に解凍するより、包丁が入る程度で止めたほうが使いやすいことがあります。
AX-RS1Dなら「サックリ解凍」。
NE-BS9Eなら「半解凍」。
どちらも、このような使い方に対応できます。
1回分ずつ小分け冷凍するのが面倒な人にも便利ですね。
肉をまとめ買い・冷凍するならどっち?
肉の解凍を特に重視するなら、NE-BS9Eの「芯までほぐせる解凍」はわかりやすい魅力があります。
一方で、冷凍した肉を解凍して別の調理器具で料理するのではなく、そのままヘルシオに任せたいならAX-RS1Dも便利です。
つまり、
- 「解凍してから料理したい」ならNE-BS9E
- 「冷凍状態から調理まで任せたい」ならAX-RS1D
をひとつの目安にすると選びやすくなります。
刺身・魚の解凍はどっちが使いやすい?

魚も、冷凍保存することが多い食材のひとつです。
ただし、加熱して食べる魚と刺身では、解凍後の使い方が違います。
加熱用の魚を解凍する場合
焼き魚や煮魚など、解凍後に加熱する魚なら、両機種とも解凍機能を利用できます。
すぐ調理するなら全解凍。
包丁を入れたり、必要な分だけ分けたりするならサックリ解凍・半解凍を使うと便利です。
またAX-RS1Dの場合、冷凍した魚を「まかせて調理」で解凍せずに調理できるケースもあります。
冷凍魚をよく使う家庭では、ここもチェックしたいポイントです。
刺身など生で食べる魚を解凍する場合
刺身など生で食べる食品は、加熱用の魚以上に解凍状態が気になりますよね。
ただし、家庭での保存方法や魚の種類、厚みなどによって仕上がりは変わります。
そのため、「刺身なら必ずこちらのほうがおいしく解凍できる」と単純に言い切るのは難しいところです。
生食用食品を解凍するときは、使用する食品が電子レンジでの解凍に適しているかも確認し、取扱説明書や食品側の表示に沿って使いましょう。
魚をよく冷凍保存するならどっち?
魚を解凍してから別の方法で料理する機会が多いなら、NE-BS9E。
冷凍した魚をそのまま焼くなど、調理までまとめて任せたいならAX-RS1Dが使いやすいでしょう。
魚についても、「解凍だけ」ではなく、その後の調理まで考えると選びやすくなります。
冷凍ご飯のあたためはどっちが使いやすい?

冷凍ご飯は、厳密には「生の食材を解凍する」のではなく、「一度炊いたご飯を食べられる温度まで温め直す」使い方になります。
そのため、肉や魚の解凍とは分けて考えるのがおすすめです。
AX-RS1Dで冷凍ご飯を温める場合
AX-RS1Dは、64眼赤外線ムーブセンサーや絶対湿度センサーを使った自動あたために対応しています。
また、食品に合わせて仕上がり温度を調整できる機能もあります。
毎日のご飯やおかずのあたためにも使いやすい設計です。
NE-BS9Eで冷凍ご飯を温める場合
NE-BS9Eも高精細・64眼スピードセンサーを搭載しており、日常のあたためを自動で行えます。
ビストロは解凍だけでなく、普段のレンジとしての使いやすさも重視したモデルです。
冷凍ご飯をよく食べるならどっち?
冷凍ご飯だけを理由にどちらか一方を選ぶほど、大きな差はつけにくいでしょう。
毎日の冷凍ご飯もしっかり温めつつ、
- 冷凍食材を使った調理まで任せたいならAX-RS1D
- 肉や魚の解凍やグリル調理も重視するならNE-BS9E
というように、ほかの機能と合わせて選ぶのがおすすめです。
冷凍食品・作り置きのあたためはどっちが便利?
忙しい日の味方になってくれるのが、冷凍食品や冷凍しておいた作り置きです。
ここも毎日使うことを考えると、見逃せないポイントです。
市販の冷凍食品を温める場合
AX-RS1Dは「冷凍食品あたため」に対応しています。
絶対湿度センサーが仕上がりを見ながら、ワット数や加熱時間を細かく設定しなくても自動で温められます。
冷凍食品のパッケージを見ながら「600Wで何分だっけ?」と毎回確認する手間を減らせるのはうれしいところです。
NE-BS9Eも、冷凍食品を含めた日常的なレンジ調理に対応しています。
さらに、市販の冷凍フライを調理できる「おまかせ熱風フライ」も搭載されています。
自家製の冷凍おかずを温める場合
作り置きしたおかずは、料理によって水分量や厚みが違います。
そのため、どちらの機種でも食材や保存状態によって仕上がりに差が出る点には注意しましょう。
冷凍保存するときに、できるだけ厚みをそろえて小分けしておくと、あたためもしやすくなります。
冷凍食品をよく利用するならどっち?
単純な冷凍食品のあたためだけなら、どちらも便利です。
ただし、市販の冷凍フライなどを「温める」だけでなく調理したいなら、NE-BS9Eの「おまかせ熱風フライ」も魅力。
冷凍食材を使っておかずそのものを作りたいなら、AX-RS1Dの自動調理も便利です。
冷凍食材を解凍せずそのまま調理できる?

ここはAX-RS1DとNE-BS9Eを比べるうえで、ぜひ知っておきたいポイントです。
「解凍性能がいいのはどっち?」と考えていても、料理によっては、そもそも解凍という工程を省けます。
AX-RS1Dの「まかせて調理」
AX-RS1Dには「まかせて調理」があります。
特徴的なのは、冷凍・冷蔵・常温と状態が違う食材を一緒に入れて調理できること。
たとえば、
冷凍しておいた肉+冷蔵庫の野菜
という組み合わせでも、食材の状態を確認しながら自動で調理してくれます。
調理方法も、
- 網焼き・揚げる
- 焼く
- 炒める
- 蒸す・ゆでる
から選べます。
「夕食を作ろうと思ったら、お肉を解凍するのを忘れていた!」
という日でも、冷凍状態のまま使えるのは大きなメリットです。
NE-BS9Eの「おまかせグリル」
NE-BS9Eには「おまかせグリル」が搭載されています。
冷凍・冷蔵・常温の食材を組み合わせてグリル皿に並べ、分量を細かく設定せずに調理できるのが特徴です。
裏返す手間を抑えながら両面を焼けるため、忙しい日のメイン料理作りにも便利です。
さらにNE-BS9Eでは「おまかせグリル&スープ」にも対応。
グリル料理とスープを同時に作れるため、献立をまとめて用意したいときに役立ちます。
冷凍食材から夕食を作るならどっち?
冷凍食材を解凍せず使える点は、どちらも魅力的です。
ただし、使い方には違いがあります。
AX-RS1Dは、「焼く」だけでなく「炒める」「蒸す・ゆでる」なども含め、調理方法の幅が広いのが特徴。
NE-BS9Eは、グリルを活かした焼き料理や、スープとの同時調理が魅力です。
いろいろな調理方法をおまかせしたいならAX-RS1D。
夕食のメインを手軽に焼き上げたり、スープまでまとめて作ったりしたいならNE-BS9E。
この違いで選ぶとわかりやすいでしょう。
普段のあたため性能を比較

高価なオーブンレンジを買っても、実際に一番よく使うのは「あたため」という家庭も多いのではないでしょうか。
ここからは、解凍以外の普段使いも比べてみます。
おかず・お弁当のあたため
どちらもセンサーを搭載し、食品の状態を確認しながら自動あたためができます。
毎回ワット数と時間を自分で設定する必要がないため、忙しい朝や夕食時にも使いやすいでしょう。
複数のおかずを温めたい場合
AX-RS1Dは、ご飯とおかずの2品同時あたために対応しています。
ただし、冷凍食品との組み合わせではなく、常温または冷蔵の食品を組み合わせて使う機能です。
「ご飯を温めてから、次におかずを温めて……」という手間を減らせるのは便利ですね。
好みの温度に温めたい場合
AX-RS1Dでは、-10℃、20~90℃の範囲を5℃単位で設定できます。
たとえばバターをやわらかくしたいときや、熱くしすぎず食べやすい温度にしたいときなどにも使えます。
ただ「熱々にする」だけではなく、食品に合わせて温度を調整したい人に便利な機能です。
毎日のあたためが使いやすいのはどっち?
どちらも日常的な自動あたために対応しているため、あたためだけなら大きく困ることはないでしょう。
AX-RS1Dは2品同時あたためや好みの温度設定など、細かな使い分けが魅力。
NE-BS9Eは高精細・64眼スピードセンサーを搭載し、解凍を含めた普段のレンジ機能を使いやすくまとめています。
自動調理機能の違いを比較
せっかく上位クラスのオーブンレンジを選ぶなら、自動調理も活用したいところです。
AX-RS1Dは「まかせて調理」が特徴
AX-RS1Dの強みは、やはり「まかせて調理」。
冷凍・冷蔵・常温の食材が混ざっていても調理できるので、「冷蔵庫にあるものを組み合わせて夕食を作りたい」という日にも便利です。
細かな温度や時間を自分で決めなくても、調理方法を選んで任せられます。
NE-BS9Eは「おまかせグリル」が特徴
NE-BS9Eは、グリル皿を使った「おまかせグリル」が特徴です。
食材を並べて調理を任せやすく、肉や魚、野菜などを使ったメイン料理を手軽に作れます。
さらに「おまかせグリル&スープ」では、グリル料理と汁物を同時に作ることも可能です。
鍋とフライパンを同時に使わずに献立を作れるのは、夕方の慌ただしい時間に助かります。
料理をできるだけおまかせしたいならどっち?
料理方法の幅を重視するなら、AX-RS1Dが向いています。
「焼く」だけでなく、蒸す・ゆでる・炒めるなども含めて自動調理を活用できます。
一方、NE-BS9Eはグリル料理を中心に、主菜と汁物まで効率よく作りたい人に便利。
どちらが優れているというより、
幅広い料理を任せたい → AX-RS1D
毎日の献立を手軽に仕上げたい → NE-BS9E
と考えると選びやすいでしょう。
オーブン・グリル性能を比較
AX-RS1DとNE-BS9Eは、どちらも30Lの2段オーブンです。
本格的なオーブン料理やお菓子作りにも使えます。
オーブン性能の違い
どちらも最高300℃に対応しています。
ただし、300℃でずっと調理できるわけではなく、高温で運転できる時間には制限があります。
家庭でパンやお菓子を作りたい人にも十分検討できるクラスです。
グリル調理の違い
AX-RS1Dは過熱水蒸気を活かした調理が特徴。
NE-BS9Eは高火力の両面グリルを搭載し、裏返す手間を抑えて焼き上げられます。
「魚や肉を焼く機会が多く、グリルを積極的に使いたい」という人には、NE-BS9Eの特徴がわかりやすいでしょう。
パン・お菓子作りや焼き料理ならどっち?
パンやお菓子作りだけなら、どちらも30L・2段オーブン・最高300℃のため候補になります。
一方、普段の焼き料理まで含めると、
過熱水蒸気を活かした幅広い調理ならAX-RS1D。
高火力グリルを日常的に使いたいならNE-BS9E。
という違いがあります。
使いやすさ・操作性を比較
高機能なオーブンレンジほど、気になるのが「ちゃんと使いこなせる?」という点です。
機能がたくさんあっても、毎回説明書を開かなければ使えないのでは大変ですよね。
操作パネルや表示の違い
NE-BS9Eは大型ホワイトバックライト液晶を採用しています。
AX-RS1Dも本体の操作部から、自動調理やレンジ機能などを選んで使います。
どちらも多機能モデルなので、最初はメニューの位置などに慣れる時間が必要になるでしょう。
自動メニューの選びやすさ
毎日すべての機能を使いこなす必要はありません。
よく使う、
- あたため
- 解凍
- 自動調理
あたりから覚えていけば十分です。
「高機能だから難しそう」と構えすぎず、自分が使いたい機能が操作しやすいかを確認するのがおすすめです。
毎日気軽に使えるのはどっち?
レンジ・解凍・グリルを中心に使いたいならNE-BS9E。
ヘルシオならではの過熱水蒸気調理や「まかせて調理」を積極的に使いたいならAX-RS1D。
という選び方がわかりやすいでしょう。
お手入れのしやすさを比較

オーブンレンジは毎日のように使う家電なので、お手入れのしやすさも重要です。
特にスチーム機能を使う場合は、庫内だけでなく給水まわりのお手入れも必要になります。
庫内のお手入れ
NE-BS9Eには、庫内のお手入れを助ける自動コースが搭載されています。
「庫内スピード」「庫内しっかり」のほか、脱臭にも対応しています。
調理後のニオイや汚れが気になるときに使いやすいでしょう。
給水タンク・スチームまわりのお手入れ
NE-BS9Eには、洗浄・水抜きやクエン酸洗浄などのコースもあります。
スチームを使う機種では、水を入れっぱなしにせず、定期的に給水まわりを清潔に保つことが大切です。
AX-RS1Dも水を使うヘルシオなので、普段のお手入れを含めて使うことになります。
日々のお手入れがラクなのはどっち?
どちらもスチーム機能を搭載した高機能モデルなので、単機能レンジのように「庫内を拭くだけ」というわけではありません。
そのため、お手入れの機能だけでなく、
「自分がスチーム調理をどのくらい使うか」
まで考えて選ぶと失敗しにくいでしょう。
サイズ・設置スペースを比較

購入前に必ず確認しておきたいのが、本体サイズです。
どちらも30Lなので、コンパクトな電子レンジと比べるとそれなりの大きさがあります。
特に奥行きだけでなく、ドアを開いたときのスペースや上部の放熱スペースも忘れずに確認しましょう。
本体サイズ・重さを比較
NE-BS9Eの外形寸法は、
幅494mm×奥行435mm×高さ370mm。
質量は約19.6kgです。
AX-RS1Dも30Lの大型タイプなので、設置予定のレンジ台を事前に測っておくことをおすすめします。
必要な放熱スペースを比較
NE-BS9Eは左右・背面を壁にぴったりつけて設置でき、上方には8cm以上のスペースが必要です。
オーブンレンジは本体寸法だけを見て「入る!」と思ってしまいがちですが、放熱に必要な空間まで含めて確認することが大切です。
設置するときの注意点
確認しておきたいのは、
- 本体の幅
- 奥行き
- 高さ
- 上部の空間
- ドアを開いたときの奥行き
- レンジ台の耐荷重
です。
特に今使っている電子レンジから30Lモデルへ買い替える場合は、想像より大きく感じることがあります。
購入ボタンを押す前に、一度メジャーで測っておくと安心です。
AX-RS1DとNE-BS9Eの価格を比較
価格は販売店や時期によって変わります。
そのため、「○円なら必ずこちらがお得」と決めるのではなく、購入するタイミングで両方の実売価格を確認するのがおすすめです。
販売価格の目安
AX-RS1DとNE-BS9Eは、どちらも30Lの上位クラス。
販売店にもよりますが、おおむね12万円前後が相場のようです(2026年時点)。
一般的なシンプルな電子レンジより価格は高めですが、その分、
- 高性能な解凍
- 自動あたため
- スチーム調理
- オーブン
- グリル
- 自動調理
など、1台で幅広い用途に使えます。
価格は変動しやすいため、最新価格はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで確認してみてください。
価格差を考えるとどっちがお得?
価格差が小さいなら、「安いほう」よりも「よく使う機能」で選ぶのがおすすめです。
たとえばAX-RS1Dを選んでも、「まかせて調理」をほとんど使わないなら、その魅力を活かしきれません。
反対にNE-BS9Eを選んでも、グリルをほとんど使わないなら、別の機能を重視したモデルのほうが合う可能性があります。
価格差を払う価値があるのはどんな人?
オーブンレンジは数年使うことが多い家電です。
数千円程度の差であれば、
「毎日使いたい機能があるか」
を優先したほうが、長い目で見ると満足しやすいでしょう。
本体価格だけではなく、「毎日の料理がどれくらいラクになるか」で考えるのがおすすめです。
AX-RS1Dのメリット・デメリット

ここまでの比較をもとに、AX-RS1Dの良い点と気になる点を整理します。
AX-RS1Dのメリット
AX-RS1Dの主なメリットは、
- スチームを使って肉や魚を解凍できる
- 全解凍とサックリ解凍を使い分けられる
- 冷凍・冷蔵・常温の食材を一緒に調理できる
- 「まかせて調理」の調理方法が幅広い
- 冷凍食材を解凍せず調理できる場面がある
- 過熱水蒸気を使ったヘルシオならではの調理ができる
ことです。
特に、解凍するだけで終わらず「そのまま料理までおまかせしたい」という人には魅力が大きいでしょう。
AX-RS1Dのデメリット
一方で、
- 本体サイズが大きい
- 高機能なので価格も安くはない
- 水を使うため給水まわりのお手入れが必要
- 多機能なぶん、最初は使い方を覚える必要がある
といった点は確認しておきたいところです。
普段「あたため」しか使わない人の場合は、せっかくの機能を持て余してしまう可能性もあります。
NE-BS9Eのメリット・デメリット
続いて、NE-BS9Eを整理してみましょう。
NE-BS9Eのメリット
NE-BS9Eの主なメリットは、
- 「芯までほぐせる解凍」に対応
- 全解凍と半解凍を使い分けられる
- 高精細・64眼スピードセンサーを搭載
- 高火力の両面グリルが使える
- 「おまかせグリル」で冷凍食材も活用しやすい
- グリル料理とスープの同時調理ができる
- 自動お手入れコースが充実している
ことです。
解凍だけでなく、毎日の夕食作りまで時短したい人に使いやすいモデルです。
NE-BS9Eのデメリット
一方で、
- 30Lなので設置スペースが必要
- 多機能なため価格は高め
- スチーム機能を使う場合は給水まわりのお手入れが必要
- 自動調理をあまり使わない人には機能が多すぎる可能性がある
といった点があります。
購入前に「自分が使いたい機能」を絞っておくと、後悔しにくくなります。
AX-RS1Dがおすすめな人
AX-RS1Dは、次のような人におすすめです。
冷凍した肉や魚をよく使う人
全解凍とサックリ解凍を使い分けられます。
さらに、メニューによっては解凍せずそのまま調理できるため、冷凍保存をよく利用する家庭と相性がよいでしょう。
解凍の手間そのものを減らしたい人
「夕食用のお肉を冷凍庫から出しておくのを忘れた」という経験が多い人にも便利です。
まかせて調理なら、冷凍状態の食材を使えるメニューがあります。
冷蔵庫にある食材で料理したい人
冷凍・冷蔵・常温の食材を一緒に調理できるのもAX-RS1Dの魅力です。
献立どおりに材料がそろっていなくても、「今日はこれを使ってしまおう」と柔軟に料理しやすくなります。
過熱水蒸気調理を活用したい人
ヘルシオならではの過熱水蒸気を使った調理に魅力を感じる人にもおすすめです。
解凍だけでなく、焼く・蒸す・ゆでるなど幅広く活用したい人ほど、AX-RS1Dの良さを感じやすいでしょう。
NE-BS9Eがおすすめな人
NE-BS9Eは、次のような人におすすめです。
肉や魚の解凍をよく使う人
「芯までほぐせる解凍」を搭載しているため、冷凍した肉や魚を下ごしらえしやすい状態にしたい人に向いています。
特にひき肉など、解凍ムラが気になりやすい食品をよく使う人はチェックしたい機能です。
グリル料理を手軽に作りたい人
高火力の両面グリルを活用できるのも魅力です。
肉や魚を焼く料理が多い家庭なら、日常的に活躍しやすいでしょう。
夕食作りを効率よく済ませたい人
「おまかせグリル&スープ」を使えば、グリル料理とスープを同時に作ることもできます。
仕事や家事で忙しく、「できるだけコンロの前に立つ時間を減らしたい」という人にも便利です。
解凍・あたため・グリルをバランスよく使いたい人
解凍だけに特化するのではなく、毎日のレンジあたためやグリルまでバランスよく使いたい人にもNE-BS9Eは選びやすいでしょう。
AX-RS1DとNE-BS9Eで迷ったときの選び方

最後まで読んでも「やっぱり迷う……」という人のために、生活スタイル別に整理してみます。
肉や魚をまとめ買いするなら
どちらも使いやすいですが、
解凍してから自分で調理することが多いならNE-BS9E。
冷凍状態から調理まで任せたいならAX-RS1D。
と考えると選びやすいでしょう。
冷凍ご飯・作り置きをよく使うなら
冷凍ご飯や作り置きのあたためだけなら、どちらも候補になります。
この使い方だけで決めず、解凍や自動調理など、ほかによく使いそうな機能で選ぶのがおすすめです。
冷凍食材からそのまま料理したいなら
AX-RS1Dがおすすめです。
「まかせて調理」は冷凍・冷蔵・常温の食材を組み合わせやすく、調理方法も複数から選べます。
解凍のひと手間そのものを減らしたい人と相性がよいでしょう。
共働きで夕食作りを時短したいなら
どちらも便利です。
幅広い料理を自動で任せたいならAX-RS1D。
メインのグリル料理とスープなど、献立単位で効率よく作りたいならNE-BS9E。
普段作る料理を思い浮かべながら選んでみてください。
オーブン・グリル料理も楽しみたいなら
どちらも30L・2段オーブンで最高300℃に対応しています。
過熱水蒸気を活かした調理まで幅広く楽しみたいならAX-RS1D。
高火力の両面グリルを積極的に使いたいならNE-BS9Eが向いています。
お手入れのラクさを重視するなら
NE-BS9Eは庫内のお手入れや脱臭、洗浄・水抜き、クエン酸洗浄などの自動お手入れコースが用意されています。
ただし、どちらもスチームを使う高機能モデルなので、給水まわりのお手入れ自体が不要になるわけではありません。
「スチーム機能をどの程度使う予定か」も考えて選びましょう。
AX-RS1DとNE-BS9Eについてよくある質問
- AX-RS1DとNE-BS9Eは解凍性能だけで選んでも大丈夫?
-
解凍をよく使うなら大切な比較ポイントですが、解凍だけで決めるのは少しもったいないでしょう。
どちらも30Lの高機能オーブンレンジなので、自動調理やグリル、オーブン、お手入れなども含めて選ぶのがおすすめです。
- 全解凍と半解凍はどう使い分ける?
-
すぐ料理に使うなら全解凍。
包丁で切り分けたい場合や、必要な量だけ取り出したい場合は、AX-RS1Dのサックリ解凍やNE-BS9Eの半解凍が便利です。
- 冷凍食材は解凍せず調理できる?
-
メニューによっては可能です。
AX-RS1Dは「まかせて調理」、NE-BS9Eは「おまかせグリル」などで冷凍食材を活用できます。
すべての食品・料理に対応するわけではないため、実際に使うときは取扱説明書や対応メニューを確認してください。
- 30Lは何人家族に向いている?
-
30Lは、家族分の料理をまとめて作りたい家庭に使いやすい容量です。
ただし「○人家族なら必ず30L」という決まりはありません。
人数だけでなく、大皿料理を作るか、オーブンをよく使うか、作り置きをするかなども考えて選びましょう。
- ヘルシオとビストロはどちらが初心者向き?
-
どちらも自動調理機能が充実しているため、初心者でも使えます。
ただし、得意なことが少し違います。
いろいろな調理方法を家電に任せたいならAX-RS1D。
解凍やグリルなど、毎日の基本的な調理を手軽に使いたいならNE-BS9E。
という選び方がおすすめです。
まとめ|解凍と普段の使い方でAX-RS1DとNE-BS9Eを選ぼう
AX-RS1DとNE-BS9Eは、どちらも解凍機能が充実した30Lの高機能オーブンレンジです。
最後に、選び方をもう一度整理します。
| 重視したいこと | おすすめ |
|---|---|
| スチームを使った解凍 | AX-RS1D |
| 肉や魚をほぐしやすく解凍したい | NE-BS9E |
| 冷凍食材を解凍せず幅広く調理したい | AX-RS1D |
| グリル料理を手軽に作りたい | NE-BS9E |
| 冷凍・冷蔵・常温の食材を一緒に調理したい | AX-RS1D |
| グリル料理とスープを同時に作りたい | NE-BS9E |
| 過熱水蒸気調理を活用したい | AX-RS1D |
| 解凍・レンジ・グリルをバランスよく使いたい | NE-BS9E |
AX-RS1Dは、「まかせて調理」を活用して、冷凍食材の解凍から調理までの手間をできるだけ減らしたい人に向いています。
NE-BS9Eは、「芯までほぐせる解凍」で肉や魚を使いやすく解凍しながら、グリル料理や普段のレンジもしっかり活用したい人におすすめです。
「どちらの解凍性能が上か」だけでなく、解凍したあとに何を作ることが多いかまで考えると、自分に合った1台を選びやすくなります。
毎日の料理で使う場面を思い浮かべながら、ぴったりのオーブンレンジを選んでみてくださいね。
